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建設・電設業界ザッピング  業界ニュースをクローズアップ7

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カーゴドローンが実用化されれば重機はかなり減る!?

◇今週も建設・電設関連の面白話題をお届けします

ほんの少しずつではありますが、夏の芯が溶けはじめ、徐々に秋の気配が忍び寄りつつあるかのように感じられる今日この頃。今週も最近の業界ニュースをさまざまな媒体から抜粋し、お届けいたします。

このところお茶の間向けテレビ番組で盛んに取り上げられている業界がらみの話題の一つに「家電修理の達人」に関するネタがあります。

昨年7月放映のNHK「プロフェッショナル」にて、代替部品さえもはや存在ないような、古い故障家電の修理成功率95%以上という驚異の腕前の持ち主、三重県の電器店主人・今井和美さんが取り挙げられて以来の現象です。

その後、いくつかの民放ワイドショーなども後追いした今井さんの姿をみて、自分も自宅の倉庫に眠る故障家電の修理をしてみようかと思い立った人は数知れず。とくに新型コロナ騒動で自宅待機せざるをえなくなった人々の間で、今井さんの真似をしようとして失敗した人が無数にいるといいます。

今井さんに限らず数年前から、過疎化に悩む地方都市における家電販売店の「新しい生き方」はぽつぽつと話題になっていました。

家電販売店の「新しい生き方」というのは、得意な家電修理ばかりではありません。家電修理のついでに、要支援者に近いようなお年寄りの買い物の手伝いをしてあげたり、郵便物を代わりに出してあげるなど、幅の広すぎるアフターサービスをする人がいたり。

先日みたテレビでは、過疎地で「無店舗の家電販売店」を経営している人の話題が取り上げられていました。その人はもともと街の電気屋さんだったのですが、過疎地で在庫を抱えることの愚を悟り、店舗をあえて設けなくなりました。そして家電流通大手と手を組んで、販売ツールはカタログだけという身軽な形でお客様に営業を行い、実物をみる際には提携する家電流通大手の店舗をショールーム代わりに利用するのです。

そして見事契約ができた際には、業者価格でその家電流通大手から仕入れ、納品するといいます。当該の家電流通大手も、通販などで購入することのできないような高齢者が暮らす過疎地に、その業者が代わりに営業に行き、売ってきてくれるわけですから、損はない。また、その業者は業者で、家電流通大手の店舗をショールーム代わりにすることで、顧客の信用度が増す。一石二鳥どころか、三鳥も四鳥もの効果がありそうで、テレビをみていて思わず「なるほどなぁ」と感心してしまいました。

新型コロナ騒動で地方都市に移転する企業、移住する人々が増えつつある昨今、こうした非大手の家電販売店や家電修理人の需要は、さらに広がっていくのかもしれませんね。

話はがらりと変わって--。ドローンの進化は止まるところを知らないようです。当初のドローンは、空中撮影が手軽にできることなどが評価されていましたが、最近では工事現場などでの業務用の用途を叶えるようなドローン機種の話題が、具体的に語られるようになってきました。

「空飛ぶクルマ」(スカイドライブ社製)の話題が最近テレビでも大々的に取り上げられ始めていますが、その「空飛ぶクルマ」の技術を活用した「カーゴドローン」(重量物運搬用産業ドローン)の開発が進みつつあるというのです。建設業界からは大林組が出資しているとのことですが、鉄骨などの重量物をドローンで離れた場所に運べたら、確かに画期的です。

市街地での使用は難しいでしょうが、土地区画整理事業などの広大な敷地内なら、危険も少なく、さまざまな使い方ができそうです。(以下、次号に続く)