☆環境省サステナブルファッションへの期待
環境省は先ごろ「環境省サステナブルファッション」と題するサイトを公開。「衣服の生産から着用、廃棄に至るまで環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションへの取り組み」に関するキャンペーンを開始しました。
その前段階として、環境省は2020年度から衣類の原材料調達→製造→利用→廃棄に至るプロセスにおいて排出する温室効果ガスの影響を調査。そのデータを基に、2030年度までに「家庭から手放される衣料品のうちの廃棄される量を2020年度比で25%削減」を目指す「サステナブルファッション推進計画」を今年4月に策定しています。
同事業計画の詳細は「環境省サステナブルファッション」の公式サイトを参照していただくとして――。サステナブルファッションへの取り組みについては、作業着分野も含むアパレル業界における意識の高い個々の企業を中心に、多角的に取り組まれてきました。
とりわけ目立つのは、作業着分野で実績を持つ先進企業による取り組みです。廃棄される作業着のリサイクル、リペア、リユース、さらにはアップサイクル(付加価値を付けた上での用途転用)などについては、2015年に国連総会で指標が示された「SDGs」の理念が発信されて以降、急速に意識が高まり、今日に至っています。
環境省の「サステナブルファッション推進計画」が2030年を目標としているのも、国連による「持続可能な開発のための2030アジェンダ」、すなわちSDGsの目標に焦点を合わせているからに他なりません。
国の取り組みとしては若干、遅きに失している感もありますが、サステナブルファッションに関する国としての明確な姿勢が呈示されたことは、やはり、大歓迎でしょう。
これまで企業が個々に推進してきた取り組みが、新たなフェーズに入っていくための「後押し」「さらなる推進力」になっていくことも期待できます。
特に発展途上国などにおいて評価の高い「日本製作業服」のリユースをはじめ、タフな品質・高い機能性・ファッション性に優れた日本の作業服の総合的な意味での再利用の道が、さらに広がっていくといいですよね。
そのためにも日本が誇る作業着業界の皆さんには、さらに頑張っていただきたいと本欄では心より願っています。
☆進化が止まらないアシストスーツの話題
物流や建設などの現場から介護の現場に至るまで、いわゆる「作業支援」に欠かせないアシストスーツの進化が止まりません。
特にこのところ何かと評判の高いのが、東京理科大学発のベンチャー企業として知られる「株式会社イノフィス(八王子市/2013年12月創立)」が開発した「マッスルスーツ」のシリーズ製品です。
2000年4月、東京理科大学「小林研究室」にて「人工筋肉を使用したウェアラブルロボット《マッスルスーツ》の研究開発」を開始して以来、2013年に実用化を実現するとともにイノフィスが設立されました。
同社製品の詳細は公式サイトを見ていただければ分かりますが、マッスルスーツも含めたアシストスーツは確かに「着用できるロボット」なんですね。頼りになるはずです!!
