アシストスーツ

ワーキングウェア

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☆アシストスーツの普及を目指して!!

建設関連業種における人手不足解消の有力な方策の一つである高齢者人材、女性人材の登用は、さまざまな形で進みつつあります。

そんななか、壮年男性に比べると非力さがクローズアップされがちな高齢者人材、女性人材にとっての「福音」ともいうべき存在なのが、「アシストスーツ」の活用でしょう。

それだけではなく、壮年男性にとっても、長年の足腰などへの荷重負担はさまざまな病気の要因になっており、その「予防」のためにも、また病後復帰を果たした人にとってもまさに「力強い味方」といえます。

アシストスーツは周知のように、建設関連業種だけでなく、物流や製造、農業、医療、介護福祉など、多様な「現場」で重宝されています。その割に、意外と市場が広がらない要因には、価格の問題が大きいという見方があります。実際、アシストスーツは着脱の難しさとともにしばしば、価格の高さが導入困難の理由にされますが、それだけが理由ではないと本欄では考えています。

もちろん、価格は「よりお手頃」になることが望ましいのはいうまでもありません。しかし、それ以上にアシストスーツの市場の拡大がなかなか広がりにくい理由は、アシストスーツの本当の能力、使い勝手の良さが、十分に発信されていないことに要因があるのではないでしょうか。

そういう意味合いにおいて昨年1月10日、アシストスーツを扱う4社(アルケリノス、イノフィス、加地、ダイドー)が「アシストスーツの「認知度向上と市場形成」を図り、促進するために「アシストスーツ協会」(発足当初は任意団体、現在は一般社団法人)を発足したとのニュースリリースには、深く納得させられたものでした。

その「立ち上げ記念 合同展示会」と銘打ったイベントが、ニュースリリース直後の昨年1月20日、東京・代官山で開催されたのも記憶に新しいところです。

同協会のその後の活動ぶりが気になって、同協会公式サイトを閲覧させていただきました。すると、昨年は東京・代官山に続いて大阪でも同様のイベント(両イベントは《アシストスーツサミット》と呼称)が開催されたこと、今年に入ってからも2月に名古屋にて「体験展示会/アシストスーツEXPO」が開催されていました。さらにこの5月30日・31日には、福岡で「体験展示会/アシストスーツEXPO」が開催されるとのこと。

興味のある方は同協会公式サイトにアクセスしてみてください。

ちなみに、この1年間で協会員が新たに5社(日本シグマックス、ダイヤ工業、倉敷紡績、菊池製作所、Asahicho)増えていることもわかりました。アシストスーツの普及と、同協会の発信活動については、今後、本欄でも随時、追ってみたいと思います。

 

☆空調服は現場服を飛び越えカジュアル服に

温暖化の影響などで、今や夏の入口と化した5月の到来を前に、今夏の「空調服」のトレンドを探るべく、空調服の通販サイトをあちこち、のぞいてみました。すると、真っ先に目についたのは、空調服はもはや建設・土木などの現場に特有の商品ではないということ。家族総出で活用する「カジュアル化」が進んでいました!!(以下、次号に続く)