2026.09.17 業界情報
業歴50年以上の実績を持つ、都内の中堅電気工事会社は前期の決算で25%の営業利益率を上げました
営業利益率とは、売上に対する営業利益の割合をパーセントで表したもので、企業の本業における収益力を意味します。電気工事会社の場合、売上は完成工事高と表記されるケースが多いですが、完成工事高は、完工高という言葉で表現されるのが一般的です。同社の完工高は28億円で、営業利益率が25%ですから、営業利益は7億円(28億円×0.25)となります。一般的には営業利益が高ければ高いほど、企業の最終的な利益である純利益も高額になります。
ただ、仮に営業利益が同じ7億円だとしても、完工高が1000億円の電気工事会社の営業利益率は0.7%となり、前述した電気工事会社の営業利益率を大きく下回ります。完工高が大きい電気工事会社でも収益力が弱い企業もあれば、反対に、完工高が小さい電気工事会社でも収益力が強い企業も存在します。つまり企業の収益力が強いか弱いかは、本業の利益を示す営業利益の大きさではなく、営業利益率が高いか低いかで、判断することができます。
前期、営業利益率25%を上げた電気工事会社では、従来の夏と冬のボーナスに加え、決算賞与と称して決算後に一時金を支給しています。このように1年間に3度の一時金を支払う電気工事会社は決して少なくありません。独立系と言われる、オーナー経営が多い電気工事業界では散見されるものです。これは余談ですが、今年3月に決算期を迎えた都内の某電気工事会社は、勤続年数に関係なく、社員一人当たり一律100万円を決算賞与として支給しました。