電動工具

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☆古河電工がHVDCケーブル事業に参入発表

古河電気工業(古河電工)は10月8日付でプレスリリースを実施。HVDCケーブル(高圧直流送電用海底ケーブル)製造事業への参入とともに、千葉県富津市にそのための新工場を建設(投下資本約1000億円/そのうち最大307億円は経産省のGXサプライチェーン構築支援事業としての補助)して、2030年を目途に50万V級HVDCケーブルを製造開始する旨、発信しました。

例えば北海道や東北、九州などの遠方で作られた再エネ由来の電力を首都圏に送る国内需要はもとより、外国(アジア・中東圏中心)からは国境をまたぐ長距離ケーブルの受注を見込んでいる由。

さらにはAIの活用拡大により、国内外で建設の進むデータセンターの電力需要増についても対応できる体制を構築することも視野に入れているとのことです。

古河電工が新工場で製造するHVDCケーブル(高圧直流送電用ケーブル)は、従来の高地流送電に比較して損失の少ない「低ロス・タイプ」であり、長距離・大容量の送電に適しており、同工場の生産目標は「500キロボルト級のHVDCケーブルを年間200㎞」としています。

また、海外需要では目下のところ、シンガポールのデータセンター向けにHVDCケーブルを製造・納入する案件が具体化しつつあるとされ、それも合わせて、古河電工の送電線新工場の今後の推移が注目されます。

 

☆今回も大盛況の「第15回TOOL JAPAN」展

前回本欄でご紹介した、幕張メッセにおける「第15回TOOL JAPAN」(10月1日~10月3日)は、今回も大盛況だったようです。

日本最大級のDIY・プロ用ツールが一堂に会する同展は、工具・作業着・作業用品のトレンドが分かる注目の展示会。

本誌では残念ながら取材に行くことができませんでしたが、詳細が分かり次第、紹介させていただきます。

 

☆パナ「エグゼナ」シリーズから新商品!!

パナソニック株式会社エレクトリックワークス社は、10月6日付でプレスリリースを実施。同社の電動工具ブランド「EXENA(エグゼナ)」から、12月15日付でアタッチメントシステム「ONE ATTACH(ワンアタッチ)」シリーズの「ケーブルストリッパーアタッチメント60」を発売する旨、発信しました。

周知の通り、パナソニックのワンアタッチシリーズは、高齢化や人手不足の進む建設現場・電設現場における作業の効率化に貢献する優れモノとして、既に大人気を得ています。今回発売されるケーブルストリッパーアタッチメントも、パナソニックの充電インパクトドライバー(EZ1PD1)か、充電ドリルドライバー(EZ1DD3、EZ1DD2)に装着して使用します。同リリースによると「CVケーブルの8~60平方ミリメートルの5種類の配線径および、12~50ミリの剥き長さに対応。使い勝手の良い仕様になっています。

 

☆「N+Technology」展をリボートします!!

本誌では10月15日(水曜)~17日(金曜)まで、東京ビッグサイト・東ホールで開催される「N+Technology~高機能・高付加価値化の提案~」展にうかがい、その模様を3408号にてリポートします。乞うご期待!!