☆熊本県電気工事業工連組合が電材を寄付
工業高校・電気科コースの話題を求め、ネット検索をしていたところ、熊本県立水俣高校の話題にヒットしました。
熊本県立水俣高校は、熊本県が進めている「県立高等学校再編整備等基本計画」に基づき、旧水俣高校と旧水俣工業高校を統合・再編した結果、2012(平成24)年4月1日に開校しました。
統合の結果、同校は普通科4学級、商業科1学級、機械科1学級、電気建築システム科1学級をもってスタート。
今回ヒットしたのは、この水俣高校電気建築システム科電気コースのニュースです。
水俣高校の公式サイトによると、7月14日付で熊本県電気工事業工業組合から、同校電気コースに各種の電気工事材料が寄付されたとのこと。
近年、電線やケーブル類の価格が高騰していることから、第一種・二種電気工事士試験の全員合格を目指す同校・電気コースにとって、熊本県電気工事業工業組合からの今回の寄付は非常に有り難いことと、深い感謝の言葉が綴られています。
☆地方にも拡大しつつあるDX導入の現況
電設業界においては近年、DXの導入が順調に進みはじめていますが、これもそんな話題の一つです。
新潟県長岡市を本拠地とする株式会社宮下電設は、7月1日付でプレスリリースを実施。長岡市内の同業者では、3番目の速さとなる「DX認定制度」の認定を取得した旨、発表しました。
同リリースによると、同社では今年5月29日に「代表メッセージと、宮下電設DX戦略2029」を公開。それが認められ、認定につながっていったとのことですが、具体的には、次のような取り組みが始まっています。
[取り組み①-BIツールやIoT/ICTの活用により工事品質を向上し、お客様からの信頼を高める][取り組み②-ノーコードツールJUST.DBでバックオフィスをデジタル化し、生産性を向上させる][取り組み③-現場におけるテレワークを強化し、社員のワークライフバランスを高める]
また、同社は2024年秋からDXの認定取得を本格的に検討開始し、NICO(にいがた産業創造機構)の「DX相談窓口」を通じて新潟県ITコーディネーター協会のアドバイスを受けつつ、認定に向けた準備を着々と行ったとのことです。会社規模のいかんにかかわらず、こうした動きがさらに加速し、業界企業全体の経営健康化がより一層に高めることを祈念したいと思います。
☆仕事と介護の両立は現場の安全にも不可欠
7月9日付「京都新聞ON BUSINESS」が配信した「京都市内の電気工事企業が『安全大会』選んだテーマは『仕事と介護の両立』なぜ?」というタイトルの記事は、非常に現代的なテーマ性に満ちた記事でした。
超高齢化社会を迎えた現在、特に現場仕事においては、作業従事者の安全確保にもつながる重要案件になっていくことも予測されます。仕事と介護の両立については、体制兼瀬在なども制度拡充しており、このテーマについては、次号の本欄で少し掘り下げていきたいと思います。