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投稿日:2022年8月19日 更新日:

☆営業トークに役立つ8月の記念日情報②

夏の恒例、このところ毎日のように甲子園(高校野球)の熱戦が報道されていますが、高校野球のそもそもの原点は1915(大正4)年に開始された「第1回全国中等学校優勝野球大会」であることは、よく知られています。

この「第1回全国中等学校優勝野球大会」の開幕日が8月18日だったことから、毎年8月18日は「高校野球記念日」ということになっています。

しかし、実は当初(第1回目と2回目)、会場は大阪の豊中球場でした。第3回目からは兵庫県の鳴尾球場に移り、第9回目までが鳴尾球場で開催されます。

全国中等学校野球大会の人気はその間に大いに高まり、より広い球場への移転が計画されます。甲子園球場はそうしたニーズに応えるために建設されたもので、甲子園球場の供用開始は1924年8月。すなわち「第10回大会」から高校野球(当時は中学野球)の代名詞「甲子園」が確立します。

そして太平洋戦争の敗戦から3年が経過した1948(昭和23)年春に学制改革が行われたことにより、同年夏に開催の中学野球は高校野球へと進化。名称も「全国高等学校野球選手権大会」へと変更されます。

通算104回目となった今夏の甲子園、優勝の栄冠はどの高校の頭上に輝くのでしょうか。

毎年8月20日は「交通信号開設記念日」です。1931(昭和6)年8月20日、日本で初めての3色による自動交通信号機が、現在の銀座4丁目(当時は尾張町交差点)および、京橋交差点などに設置されました。

電気を使用した信号機(米国製)の第1号としては、前年の1930年3月に日比谷交差点に設置されたものを指すようですが、1931年に銀座や京橋に設置された自動交通信号機と、1930年に日比谷交差点に設置された信号機がどう違うのか?

さらに1930年の日比谷交差点を差し置いて、翌年の銀座・京橋の信号機が日本初となっているのはなぜなのか?

この違いについての調査は、申し訳ありません、今週号の締め切りまでに間に合いませんでした。この件につきましては、次号の本欄で改めてご紹介したいと思います。

 

毎年8月22日は「チンチン電車の日」と定められています。

ここでいうチンチン電車は、1903(明治36)年8月22日に開通し、東京における路面電車の第1号となった、東京電車鉄道(品川~新橋間)を指します。

日本初の路面電車は1895(明治28)年2月に京都で開通した京都電気鉄道(塩小路東洞院~伏見京橋間)で、それから遅れること8年。その原因は当時の東京における電気鉄道のルーツ、馬車鉄道(鉄道の上に馬車を走らせる方式)の会社が乱立し、その権利問題などが複雑に絡んだためとも言われていますが、真相はハッキリしません。

いずれにしても、電気鉄道のこうした普及は、結果的に、その運行に必要な鉄道会社自前の専用発電所の普及を促しました。

ひいては日本の電化を全体的に促進する陰の功労者の一つともなったことは、忘れるべきでないでしょう。