☆営業トークに好適! 10月の記念日特集①
毎年10月1日が「新幹線開業(1964/昭和39年10月1日)」の記念日であることは、本欄でも以前に触れていますが、近年、日本の新幹線が改めて、世界の高速鉄道システムの中で抜きん出た存在であることが改めて見直されています。
そこで今回と次回の2回に分けて、開業以降に日本の新幹線がどのような成長曲線を描いてきたのかについて、本欄で改めて振り返ってみたいと思います。
日本の新幹線が世界の高速鉄道システムの中でも、抜きん出た存在であることが、近年改めてSNSなどで話題になっているのはなぜなのでしょうか。
その背景の一つには、ここ数年急増している外国人旅行者による「新幹線の再発見」があると思われます。
同時に、やはり近年、世界各地で運行開始された高速鉄道システムには、技術的な問題を背景とする故障の多さや、建設にかかった膨大な金額とその後の運行利益との間に横たわる対費用効果のアンバランスさなどが、国民の失望を読んでいることなども挙げられます。それにひきかえ日本の新幹線は――という驚きが、改めて生じているのです。
特に外国の高速交通システムのうち、日本の新幹線システム以外のシステムを選択した国のものに、より多く不具合が生じていることも、日本の新幹線システムへの賞賛が強まっている要因の一つといえます。
日本の新幹線システムが世界一と称賛されている理由はズバリ「定時運行率の高さ」「静穏性」「環境性能の高さ」にあると識者は指摘しています。
例えば筆者はこれまで100回以上、新幹線を利用して地方出張を繰り返してきましたが、出発時刻が遅延した経験はほぼゼロです。
静穏性の素晴らしさという面に関しては、元々優れていたのに、新型車両が投入するたびに、ミリ単位でさらに静かな運行が実現していく様子には、感動さえ覚えます。
また、これは数値的な話になりますが、新幹線の運行時に発生するCO2は航空機のそれの0.12%ほど、つまり限りなく10分の1に近いのだそうです。さらにご承知のように、車内清掃システム(新幹線が数分単位で定時運行する助けになっているともされる、数分間で車内を完璧に清掃するシステム)など、ホスピタリティ面の素晴らしさも、世界的に評価を高める一因となっています。
技術力の高さと安定性、さらには顧客対応のホスピタリティの高さは、電設業界も含めどのような業界にも共通する、まさに「高品質」の証ですよね。(以下、次号に続く)
毎年10月2日は「関越自動車道全通記念日」です。関越自動車道の全通は1985(昭和60)年10月2日に「関越トンネルが竣工・開業」したことによります。
関越トンネルは群馬・みなかみ町と新潟・湯沢町を結ぶ関越自動車道専用ですが、同じ県境のすぐ近くには川端康成が代表作「雪国」に「国境のトンネル」として書いたJR上越線・清水トンネル(1931/昭和6年開通)と、その後に開通した新清水トンネル(1967/昭和42年)があり、さらに上越新幹線専用の大清水トンネルもあります。こうした事実からも、昔の上越国境がいかに難所であったかということが、改めて分かりますよね。
