思いは、電気工事市場の発展。―電業調査会

電業調査会

SDGs

資材&工具の動き

投稿日:2022年7月8日 更新日:

☆電動アシスト付きの猫車が登場!!

電設工事現場ではあまり使わないかもしれませんが、建設作業や土木の現場に不可欠な資材の一つに「猫車」があります。

土や石、各種資材などを載せて運ぶあの手押し車です。愛嬌のある道具ですが、あの猫車のなんと「電動アシスト版」が開発され、今年の2月~4月にかけて実証実験が行われたというのです(リポートは大泉勝彦氏・ねとらぼ)。

使い方は、従来の猫車の車輪を取り外し、バッテリーなどの電動アシストキット(E-Cat Kit)を付けた車輪と交換するだけで出来上がりという手軽さです。

2020年10月に発売されていて、これまですでに、建設現場や農作業現場などで実績を積んできたものを改めて、農業従事者と建設業従事者を交えて、その使い勝手を試したということのようです。

その結果、農業はもちろん、建設現場でも大いに役立った(生コンの運搬などに重宝したそうです)とか。あとは防水性を高めればより役立つとのこと。

猫車は筆者が個人的に好きな道具なので、「ねとらぼ」さんの記事を大いに援用させていただき、ご紹介してみました。

 

☆作業を事前に学習できる動画サービス

建設関連の話題を要領よくまとめ、リリースしているサイト《BUILT1》で興味深いニュースを見つけました。

6月27日付けで掲載された「空き時間に動画で建設業の職業訓練、BuildWittが米国でトレーニングプラットフォームを提供開始」というタイトルの記事です。

とくに請負作業員などに対し、作業の前にその日行う作業のあらましを動画でトレーニングしてもらおうという試みで、建設関連の「現場作業員」「品質管理者」「配管工」「建設機械オペレーター」「現場監督」など向けに造られているそうです。

電気設備工事にはこういう仕組みはあまり向いていないかもしれませんが、ちょっと空き時間にというよりは、まとまった期間の作業に入る前、1週間なり2週間なりのスパンで執り行う現場全体の配線図や、現場の隅々までの位置、毎日の作業の進行過程などを前もって映像で見ておくと、役に立つのではないでしょうか。

BuildWittのような臨機応変に動画を制作する会社が存在しないと難しいかもしれませんが、これから先、女性人材や外国人材、高齢人材などが現場に入る機会が増えそうなときなど、こうした事前学習はかなり役に立つのではないでしょうか。

 

☆SDGsに不可欠の風力発電の環境問題

このところ洋上風力発電や山上の大規模風力発電システムなどによる、景観保全や環境面での悪化に関する話題が続出しています。

SDGsを進めていくうえで、風力発電を始めとする自然エネルギーの利活用は欠かせませんが、ご承知のようにとりわけ風力発電のシステムには、場所を大きくとらざるをえないという欠点があります。

最近では蔵王連山におれる関西電力の風力発電事業、京都からも近い丹後半島の大規模風力発電事業などが、地元住民の反対運動に遭っています(以下、次号に続く)