電気工事

◇建設業就業者のうち男性就業率は83%、そのうち50歳以上の人が45%を占めます

投稿日:2019年12月15日 更新日:

マンパワーの必要性が高い建設業にとって、就業者の高齢化が経営に与える影響は計り知れない

編集長のイグチです。今回は、電気工事業を含む建設業における就業者の高齢化についてお話ししたいと思います。

国内のさまざまな産業で働いている人たちがどのような産業に就業し、年齢構成的にどのように分布しているのかを毎月公開しているのが、総務省が公表している労働力調査です。11月29日公開の2019年10月の労働力調査によりますと、全産業の就業者数は6046万人で、建設業の就業者数は407万人です。

建設業就業者数407万人のうち、男が338万人、女が70万人となっています(合計が総数と異なりますが、労働力調査は全数調査ではなく標本調査のため、結果が統計理論に基づく推定値であることに起因していると考えられます)。全産業の女性就業者比率が45%であるのに対し、建設業では17%と極端に低い数値となっています。女性の活用が、人手不足対策の最優先課題とされる理由がここにあります。

建設業男性就業者338万人のうち、50歳以上の人は182万人います。その比率は45%と、全産業男性就業者の39%を上回っています。調査結果では就業者を5歳の年齢幅でそれぞれグループ化していますが、50歳以上では、65歳以上のグループが51万人と最も多く、50歳~54歳41万人、60歳~64歳33万人、55歳~59歳28万人となっています。

就業者の高齢化によって、50歳以上の就業者の占める比率が全産業で漸増傾向にありますが、労働集約型の建設業においては、高齢化が、現場での事故率の上昇につながりやすい、あるいは生産性の低下を招くといった経営にマイナスに作用すると捉えられていることから、深刻な問題となっています。(*比率はすべて小数点第一位を切り捨てています)