電気工事

◇外線工事と内線工事を総称した電気工事は、社会インフラとともに生活インフラを支える重要な役割を担っています

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安心安全な社会生活を送る上で、電気工事は欠かせない

編集長のイグチです。今回は、先週の「電気工事は、外線工事と内線工事の2つに分かれています」の後編になります。

電気工事の外線工事は、各家庭や工場、ビル、学校、病院、店舗など、電気を必要とする場所で電気が使えるように発電所で作られた電気を建物の外まで送り込む工事です。こうした外線工事は、電力会社などから発注を受けた電気工事会社が行います。

建物内で照明器具やエアコンなどを使用するために電気を使えるようにする内線工事も電気工事会社の仕事です。内線工事を行う電気工事会社の数は、外線工事を手掛ける電気工事会社を大きく上回っています。また、外線工事の電気工事会社と比べて、得意先が様々であることも大きな特徴です。

家庭や工場、ビル、店舗などで電気を利用して照明器具やテレビ、エアコンあるいはエレベーターや機械、冷凍庫などを使用するには、建物内に配電盤、分電盤を設置する必要があります。

配電盤は、工場やビル、学校といった大量の電気を使用する建物内に主に設置する電気機器です。発電所から送電線によって送られてくる高圧の電気(電気の圧力である電圧が高ければ高いほど、送電時のエネルギーロスが少なくなります)を施設内で使用するために必要な機器です。

分電盤は、大量の電気を必要としない家庭に主に設置する電気機器です。配電盤のように高圧の電気を受けることはなく、外線工事によって電柱の上に設置された変圧器で電圧を下げた、低圧の電気を受ける機器です。このため、配電盤によって電圧を下げられた電気を工場やビル、学校などの各部屋で使用する場合も、分電盤が必要になります。

ちなみに、外線工事に問題がないなかで、マンションの地下に設置された配電盤設備が水害によって機能不全となり、エレベーター、照明、トイレ、風呂などを数日間にわたって使用できなくなったのは、建物内に流れる電気の仕組みに問題が生じたことが主な理由だと考えられます。

配電盤、分電盤から送られる電気が、建物内に張り巡らされた電線を通じて、照明器具やテレビ、エアコン、あるいはさまざまな機械を動かします。このように建物内に電線を張り巡らせて、豊かな生活空間あるいは安全で高効率な労働環境を提供するのが、電気工事会社の仕事です。

外線工事と内線工事を総称した電気工事は、重要な社会インフラとともに大切な生活インフラを支える仕事なのです。