まず、弊紙・週刊電業特報に関する説明をさせていただきます。
週刊電業特報は昭和33年10月に創刊し、今年64年を迎えます。
電気工事の業界紙として、私の岳父・岩樹俊幸が創刊しました。
電気工事の業界紙というと、一般的には電気工事会社が読者になります。
電業特報は電気工事会社を取材し、その内容を電設資材商社やメーカーへ伝えるスタイルを採りました。
電設資材商社は、電気工事会社が工事で使用する電線や配線器具あるいは照明器具などを各メーカーから仕入れます。
仕入れた物を電気工事会社へ卸販売しているのです。
なので、電業特報の内容は電設資材商社にとって、得意先管理や新規開拓を行ううえで重要な情報となりました。
現在の読者層は電気工事会社、電設資材商社、電設資材メーカーとなっています。
内容も創刊当時とは異なり、記事とデータの2つに大きく分かれています。
個々の電気工事会社の取材記事は少なくなりました。
しかし、決算終了後に業績や経営環境について取材し、財務諸表を掲載するスタイルは変わりません。
データに関しては、首都圏の各自治体における入札・落札情報と、建設業許可を取得した電気工事会社の売上、利益、材料費、外注費などのほか工事案件や得意先、財務分析値が載っています。