経営

◇学生の売り手市場に変化が起こる、今年の就活

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電気工事業界として、若者への業界アピールは継続していかなければならない

編集長のイグチです。

国内での新型コロナウイルス感染の拡大が止まりません。4月5日、東京都内の感染者は前日よりも143人増え、感染者の累計は1033人となりました。ここ数日間における感染者の増え方はこれまでとは異なる大きいモノだけに、不安が増長されています。

自らが感染しないことが、他社への感染を防ぐことに直結するため、自らが感染防止に務めなければならないわけですが、同時に、新型コロナウイルス感染が収束あるいは終息した後、人の価値観や経済にどのような変化が起こり、そして市場がどのような動きを見せるのかを熟考することも大切だと思います。

全体と個人、国家と国民、他国と自国、病院と診療所、都市と地方、北半球と南半球、先進国と発展途上国、外注と内製など、相対する位置関係にある言葉の意義を改めて捉え直すことで、見えてくるモノがあるかもしれません。

そうしたなかで明らかに“位置関係”が変わったと思われるのが、モノやコトにおける需要と供給です。需要が消えることで供給の必要性も消滅する、という当然の因果関係を、今回の新型コロナウイルス感染の拡大によって、私たちは改めて痛感させられました。

主要国の入国制限で世界各国の航空会社は減便を余儀なくされ、売上が大きく落ち込んでいます。同様に、国内でも外出の自粛要請によって、飲食業、観光業においても開店休業の状況に追い込まれています。

今後、医療体制が整っていない南半球の国々で新型コロナウイルス感染が広がれば、その影響は北半球の比ではないと思われます。世界経済に及ぼす影響は大きくないかもしれませんが、財務状況が悪化している国ではデフォルト(債務不履行)が起こり、それを境に世界的な金融危機に陥るかもしれません。

有効なワクチンや薬の発明などによって、こうした先行きに対する不安が払しょくされない限り、国内企業の投資拡大は難しいと思われます。

当然、これまで積極的に新卒者を採用していた国内の企業が採用を手控えることが予測できます。電気工事は皆さんの目に留まる職種ではあまりないですが、需要が決してなくならない仕事です。それだけに、不況にも強いといえます。

そのあたりのことを学生の皆さんへ分かりやすく伝える努力をすれば、今年は、電気工事各社にとってより良い人材を確保できる大きなチャンスとなります。