ドローン

資材&工具の動き

投稿日:2022年9月9日 更新日:

 

☆首都高速の維持・点検にドローン活用

1960年代前半から継ぎ足し、継ぎ足しで路線を広げてきた東京の首都高速。開業から軒並み50年目、60年目を迎えていることなどから、老朽化が目立ち、周知の通りここ10年ほどは、随所で補修工事が行われています。

中でも橋梁部や道路部の老朽箇所の発見には、人力による目視など、経験値によるスキルが必要だったりしたためもあり、大変な手間がかかっていました。

しかし、そんな状況に風穴を開ける救世主として、現在、非常に重宝されているのがドローンや自走式点検ロボットなどによる「道路・橋梁部の点検診断業務の推進」です。

日本経済新聞(8月24日付け)によれば、首都高速道路株式会社は8月24日、カメラを搭載したドローンと自走式点検ロボットを併用した補修工事の模様を、報道陣に公開。

現場で実際に撮影した道路や橋梁部の様子を、過去に蓄積してきた点検・補修データなどと照合しつつ、素早く補修必要箇所を見つける作業などを行いました。

同記事によれば、首都高速の95%が高架橋トンネルやなどの「構造物」によって占められており、これまでは維持管理の難しさが大きな悩みの種になっていました。

しかし、ドローンや自走式点検ロボットなどICT関連の各種機器の併用と合わせ、全線の維持管理に必要な点検データを一元的に管理することにより、今後はより迅速な維持・保全に向けた体制を構築していくことが可能になりそうです。

 

☆ますます広がるドローンの使い道

次もドローンに関する話題です。

9月6日付け日刊建設工業新聞によれば、飛島建設とKDDIスマートドローン、およびKDDIは前日の9月5日、建設現場の計測管理に全自動ドローンを活用、無人地帯で補助者なしの目視外飛行を行う「レベル3飛行」の導入が実現したことを発表しました。

実際に行われた現場は、飛島建設が三重県四日市市で施工している「令和2年度北勢BP坂部トンネル工事」において、ドローンを活用した地表面変位計測を実施・検証した結果、高精度な面的測量が行えることが改めて確認できたそうです。

検証の際には「ドローン空撮と撮影画像に基づく地表面変位計測の自動化」に向けて、離着陸も充電も自動で行える《全自動ドローン》を採用しましたが、前述のレベル3飛行を見事に遂行できたとのこと。

撮影から物資の運搬まで、ドローンの使い道は日々幅を広げていますが、まだまだ、さまざまな可能性が残されているようで、今後の進化が非常に楽しみです。

 

☆洋上風力発電所の新たな使い道!?

風力発電の新たな可能性を開く洋上風力発電の試みが、全国各地で実施されています。

本欄でもこれまで随時、情報をお届けしてきましたが、発電所の基盤製造なども手掛ける會澤高圧コンクリートのニュースリリースによれば、同社はこのほど、洋上風力発電を支えるフルコンクリート製の浮体の上で、グリーンアンモニアを製造・貯蔵する「グリーンアンモニア製造艦」の実証機の開発に着手したのだそうです。(以下、詳細は次号で!!)