イルミネーション

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イルミネーションはもはや日本人の生活の一部

◇今週も建設・電設関連の話題をお届けします

今週はまず、イルミネーションの話題から--。

毎年12月から翌年2月までは、恒例のイルミネーション・シーズンですが、ご承知のように今年は新型コロナウイルスの影響から、神戸ルミナリエと表参道イルミネーションという2大イルミネーション・イベントが中止になっています。

東京の人気イルミネーション・イベントでは、渋谷の青の洞窟SHIBUYA、汐留シオサイトのカレッタ・イルミネーションなども同様に中止が早々と発表されています。

これらの中止になったイルミネーション・イベントは例年、非常に多くの観客が詰めかけることで知られており、中止は新型コロナウイルスの影響をもろに被った結果の決断といえます。

一方で恒例化している冬のイルミネーション・イベントは、商店街や遊園地、地方の観光地などではその非開催が近隣の経済活動にとって死活問題に近い状態をもたらす可能性もあることから、今年もあえて開催することで、例年に近い人出を確保したいという事例のほうが多いような印象です。

これはGoToトラベルの扱いと同様、とても難しい問題を孕んでいますが、一概に是非を問えないのが辛いところといえます。

実際問題、冬のイルミネーション・イベントはもはや、日本人の暮らしに一種の歳時記的行事として溶け込んでおり、これが全面的に中止になれば、新型コロナウイルスの影響でただでさえ暗い昨今の風潮が、さらに助長される可能性もあります。

イルミネーション・イベントには数多くの業界企業も参画していることから、取材を通して今後の推移に注目していきたいとおもいます。

ところでイルミネーションにちなんだ「余談」をひとつご昇華したいとおもいます。今年2020年は、実は日本初のクリスマス・イルミネーション(電飾)が登場してから120年の節目になります。

日本初の商業的イルミネーションを実施したのは、ご存じの方も多いかとおもわれますが京橋の明治屋本店です。

1890(明治33)年12月に「クリスマス飾り」の名称で実施(正月飾りみたいですね・笑)された明治屋のイルミネーションは現在も健在ですが、1890年といえば上野公園で開催された「第三回内国勧業博覧会」で日本初の電車が会場内の特設コースを走りました。

同じく日本初の高層ビルともいうべき12F建ての浅草凌雲閣が開業し、館内には日本初の電動エレベーターが設置されました。東京~横浜間に電話通信サービスが始まったのもこの年です(本紙最終ページ・記念日カレンダー参照)。

1890年は文明開化で始まった日本の電化が、一気に前進した年だったのです。

さて次は、いつものように建設・電設業界に関連した最新情報に戻ります。

この12月8日、国は来年度の予算編成の基本方針原案をまとめたと発表しました。まだ基本方針原案の段階ですので、今後変更が加わる可能性も残していますが、注目されるのはやはり、新型コロナウイルスの影響で低調が続く日本経済の立て直しを強く意識した予算編成だということでしょう。

とりわけ防災・減災を基盤とする国土強靭化をメインテーマとし、新型コロナ対策のフィルターをかけつつも、成長力強化に気配りした予算編成ということですから、建設関連業種にとっては活性化に繋がる内容を含んでいることも確かなようで、今後の推移が注目されます。