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LED テレワーク 新型コロナウイルス

建設・電設業界ザッピング  業界ニュースをクローズアップ29

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LED技術は無限の可能性を示し始めている

◇今週も建設・電設関連の話題をお届けします

新型コロナ騒動の収束への道筋がまだ見えてこない現在、一方で在宅勤務、リモートワークなどがどんどん普通名詞化しつつあります。昨年までは「新しい日常」の一コマだったことが、今や「いつもの日常」になりかけているということなのでしょうか。

たとえば今月19日、東京電力ホールディングスおよび基幹事業会社4社は、在宅勤務に付随して生じる光熱費や通信費などを補填するため、1日当たり300円を支給すると発表しました(4月~)。

すでに民間企業では珍しくない事例ですが、電力会社を含む大手エネルギー関連企業では初の試みと話題を呼んでいます。

併せて通勤などの交通費を月額定額制(定期代)から実費精算制に換えるということも発表され、東電グループの在宅勤務へのシフトの本格化が推測できます。

今後はあらゆる業種に多かれ少なかれ、同様の制度改革が進んでいくものと思われますが、こうした傾向は恐らく、新型コロナ騒動が予防ワクチン効果などで下火になっていったとしても、推進されていくような気がします。

建設関連をはじめとする現場仕事が主体の分野を中心に、在宅勤務の浸透度は業種によってバラツキがあるものの、在宅でも仕事になる分野はたぶん、元の勤務体制には完全には戻らないはずです。

トレンドというものは、後戻りするケースが何事においても少ないからです。元に戻る場合にも直接的に戻るのではなく、さまざまな発展形を経て「実質的に元に戻る」カタチになるというのが、これまでのトレンドの在り方の基本でした。

そうなると当然、オフィス需要などの面からの各種の変化もさらに本格化していくはずで、デベロッパーはもちろん、建設・電設の専門企業にもさまざまなカタチでの変化が今後も継続して訪れるのではないでしょうか。

それが業界にとっていい変化になるのか、悪い変化になるのか? それは業界企業各社の「読み」や「変化への対処」の仕方に関わってくる問題で、なんともいえません。

従来以上にアンテナを常に張り巡らせ、半歩先に自社にとっての最適解を探り当てる「経営者としての資質」が、常に問われるような時代に、もはやなりかかっているのかもしれません。

話題の時期は少し戻りますが、今月10日、東京都市大学が興味深いニュースリリースを行いました。

それは「青色LEDの光が効率よく電気に変換する太陽電池の開発に成功」というニュースで、この技術を応用(移動中の物体を追尾できる技術などとの併用)することにより、屋外で移動中の電気自動車やスマートフォンを無線追尾し、給電することが可能になるといいます。

その詳しい仕組みをここで再現するにはスペースが足りませんが、要するに近年話題のペロブスカイト構造の半導体を太陽電池に使用(ペロブスカイト太陽電池)することで、無線追尾給電が可能になるという仕組みです。

ペロブスカイト太陽電池を上記のような技術開発に使用するためには、長時間使用に耐える発電能力の実現など、課題は少なくありません。

しかし、東京都市大学ではそのへんも含めた研究を民間企業と共同で行い、少なくとも10年以内には実現したいと発表しています。

個人的にはそこまでして携帯に常に充電したいとは思いませんが、この技術はいろいろなことに応用できそうです。

電気自動車やスマホへの追尾給電はその最初の取っ掛かりということなのでしょう。

我々を取り巻く日常はますます「昔のSFで読んだことのある世界」か、それ以上に進化した世界に足を踏み入れようとしているかのようです。