思いは、電気工事市場の発展。―電業調査会

電業調査会

作業着

ワーキングウェア

投稿日:2022年7月1日 更新日:

☆ワークマン女子の人気が示すモノ&コト

ワーキングウェア(作業着)に対する概念、世の中での受け入れられ方がずいぶん変化していることを、改めて感じさせてくれる代表の一つは、本欄でもおなじみ「ワークマン女子」の存在だと言えます。

ワークマン女子の登場は現場作業に対する女性たちの「苦手意識」のハードルを下げてくれただけではありません。

現場作業に限らず、オフィスでの女性の仕事など、日常の仕事現場全般(家庭における主婦の仕事も含め)をポップに、明るく楽しく過ごすためのユニフォームとしてのワーキングウェアを着ることで、女性活躍社会そのものの理解を深める一助になっているとさえ思えてきます。

ワークマン女子やユニクロが銀座に進出することで、銀座を歩く女性のファッションに革命(脱ハイヒール、脱スーツなど)が起き始めているとの論評もあります。

ワークマン女子公式サイトには、いみじくもこんなコンセプト・コピーが躍っています。

「女性の365日は忙しく、あらゆるストレスにあふれています。日常のストレスから女性たちを解放し、生活の可能性を広げたい」

このコピーの女性を男性に替えてみてもいいでしょう。忙しいのは女性も男性も一緒。しかし、着心地のいい仕事着を着ることで日常のストレスが軽減されるだけでなく、毎日の仕事そのものが新鮮に思えてくる。

現代のワーキングウェア・ブームのもつ根強さは、老若男女にそのことを気付かせてくれた点にあるように思われます。

フォーマルとカジュアルの中間点にワーキングウェアがある。この位置づけに根差したムーブメントならば、ワーキングウェア・ブームは単なるブームに終わらないはずです。

 

☆ボーダーレスでシームレスな作業着!?

フォーマルとカジュアルの中間点にワーキングウェアがあるという考え方を、端的に示している現象の一つは、WWSが展開し、やはりムーブメントになりつつある作業着スーツの人気ぶりだと言えます。

本欄でもこれまで何度も紹介させていただいている作業着スーツは、仕事生活と日常生活、趣味的生活などもすべてこれで間に合うという軽やかさとしなやかさを、ユーザーに与えてくれる存在です。

作業着スーツのコンセプトの一つはボーダーレスですが、境界がないという意味のボーダーレスよりも、よりバリアの取れた「シームレス(継ぎ目が見えない)」のほうがふさわしいと思われます。

ただ、それによってフォーマルもカジュアルもごちゃごちゃになるというのではなく、ボーダーレスでシームレスという第3の感覚が日常的なものになればなるほど、フォーマルの良さやカジュアルの良さも際立ってくるのではないでしょうか。

そういう意味で、ワークマンを始めとするワーキングウェア業界の雄たちが、本気のフォーマルウエアを作ったらどうなるのかという興味も、沸いてきます。

などと、いろいろな理屈を付けたくなるほどに、現在のワーキングウェアのムーブメントには「本物度」が感じられますよね。

※予告させていただいていた「ファン付きベスト特集」の続きは次号で!!