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デジタル技術 出前授業

建設・電設業界ザッピング  業界ニュースをクローズアップ59

投稿日:2021年10月22日 更新日:

ノーブルな外観のホテルグランドパレス

◇今週も建設・電設関連の話題をお届けします

今年6月に営業を修了していたホテルグランドパレス(千代田区飯田橋)の跡地利用の方向性(複合ビル建設)が決まったようです。

開発を手掛けるのはグランドパレス、三菱地所、三菱地所レジデンス、阪急阪神不動産、東宝の5者で、9月22日に《有効活用計画》の基本協定書を交換したとのニュースが流れました。

現在の建物は地上24F地下4Fで、1972年開業のホテルとしては大型でした。それが複合ビルに建て替えられるとのことですが、具体的な詳細は決まっていないようです。

今後は跡地利用に関するコンペティションを開催し、再開発の方向性が決まるようですが、ホテルグランドパレスの位置は、神保町と飯田橋のちょうど中間点で、至近の鉄道駅はありません。しかし、飯田橋駅からも神保町駅からも、あるいは九段下駅からも徒歩10分以内の好立地にあり、さまざまな用途が考えられることから、今後の推移が注目されます。

NST新潟テレビの報道(10月2日付け)によれば、長岡市立江陽中学で、5つの職種にわたる職場体験の出前授業(各業種につき1社の職人さんが講師)が行われ、電気工事会社も含まれていました。

電気工事に関しては電気工事士の指導で電動ドリルによる穴あけ作業にも生徒たちが参加。参加した生徒の「電気は当たり前のように普段から使っていますが、どういう仕組みで、電気が家で使えるのかが分かって良かったし、楽しかった!」という趣旨の回答が得られた由。

こうした「気づき」が、電気工事の意義や楽しさの発見に繋がっていきます。それだけに、中学生・小学生以下の低年齢層への業界アピールは必要だと、改めて感じさせてくれるニュースでした。

ダイアモンドオンラインは9月27日付けで「北海道・東北地区の年収が高い会社ランキング2021」を発表。それによれば、東北電力が第1位、北海道電力が第2位と、電力会社がワンツーに輝き、東北電力系の電気設備工事会社ユアテックが第5位、さらに第6位にやはり電気設備工事会社の北弘電社(三菱電機グループ)が入ったとのこと。

第3位と4位、8位は銀行であることからみても、北海道・東北地方における電力系会社、電気設備工事会社の企業としての安定性が、かなり際立っていることが分かります。

就活戦線においても、この安定感と電気設備工事の将来性が、就活生たちにダイレクトに伝わるといいのですが……。

建設関連のニュースサイト・BUILTは10月5日付けのニュースリリースにおいて「建設会社における業務のデジタル化の進捗度調査」(調査を実施したのはインフォマート)の結果を紹介。

それによれば、デジタル化に積極的に取り組んでいる企業は全体の70%近くに達するものの、約48%が「IT人材難」による苦戦を強いられている、との結果が出たそうです。

さらに発注書をエクセルまたはワードで作成していると回答した企業が70%強、発注書をメールで送信していると回答した企業は約49%でした。

それよりも、口頭や対面による発注、電話による発注を合わせると20%弱もあるという事実が、建設会社のデジタル化の遅れを表していそうです(電気設備工事会社はもっと進んでいると、思いますが……)。