☆首里城復興祭を前に沖縄電工組合清掃活動
11月1日~3日まで開催される「首里城復興祭」を目前とする10月29日、沖縄県電気工事業工業組合は那覇市の首里城公園の全域において、ボランティア清掃したことが、沖縄の各メディアで報じられています。
今からちょうど6年前の2019年10月31日に焼失した沖縄のシンボル・首里城は、その後の粘り強い復興活動を経ていよいよ大詰めに近づいていますが、11月1日~3日までは首里城公園および那覇市国際通りなどで恒例の「復興祭」が開催されます。
恒例となった沖縄電工組合の清掃ボランティアも、復興が近づきつつあることで、さらに熱のこもったものになったようです。
☆「電気あみだくじ」が子どもたちに大人気
前回本欄にて「第36回電気工事業全国大会」が、10月15日・16日の2日間、15年ぶりに北海道(札幌市)で開催されたニュースを屋届しました。
また、その際には、定番の意見交換会、各種研修会、電気設備関連の展示会のほか、子ども向けの「電気工事の魅力発信イベント」なども開催された旨、お伝えしましたが、このイベントの中でも「電気あみだくじ」がひときわ、子どもたちの間で好評だったとのニュースが北海道新聞を始めとする地元メディアで大きく取り上げられました。
☆車両搬送用ロボットの進化を示す実証実験
三菱重工機械システム株式会社は10月30日付で「人と地球にやさしい車両運送の実現へ」と題するプレスリリースを実施。
12月1日より、沖縄県うるまし・沖縄市の中城港湾にて「自動車を自律的に運搬する車両搬送ロボットを用いて、完成車輸送の実証実験を実施」(同リリースより)する旨、発信しました。
車両搬送ロボットが活躍する主なフィールドは、「自動車メーカーの工場やモータープールなどでの完成車両の搬送、ショッピングモールやテーマパーク、空港などにある自動バレーパーキング」(同)などです。
三菱重工機械システムは2021年からスタンレーロボティクス社(フランスのベンチャー)と、日本初となる先進的な自動搬送ロボット事業を展開してきましたが、今回の車両搬送ロボットの開発もその一環の事業となります。
実証実験の場に沖縄の中城港湾が選ばれた背景には、国内外から多くの観光客が訪れる沖縄県には、もともと全国屈指のレンタカー市場があり、さらに中城港湾に立地するモータープールには輸送船に積載するための中古車が大量に一時保管されているなど、実証実験に適した要因があるそうです。
同時に年間を通じて温暖な沖縄県の気候は、人力による車両搬送を行う際の健康面からの検証的アプローチ(熱中症予防など)も実施できることや、労働力不足に資するシステムの効果の測定など、多様な実験効果も見込まれています。
目下のところ、建設・電設の現場における直接的な影響が予測できる実験ではないかもしれませんが、万事、人手不足が進みつつある現状下、自動搬送システムの進化はいずれどの業界にも影響が及んでくる可能性があります。そんな観点からほんの概要を、紹介させていただきました。
