☆営業トークに好適!!9月の記念日特集③
毎年9月21日は「スケッチブックの日」なのだそうです。
スケッチブックの製造販売で知られるマルマン株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した記念日ということなのですが、マルマンのスケッチブックには、さまざまな思い出を持つ人が多いのではないでしょうか。
写真のスケッチブックは「図案スケッチブック」という名称の商品で、恐らく誰もがご存じのことと思います。
この図案スケッチブックは、1958(昭和33)年に販売開始されたといいますから、驚きです。今年で67年目なんですね。
いろいろな資料を調べると、現代のスケッチブックの原型は、15世紀のイタリアで生まれたとされている説が有力のようです。
当時のイタリアでは紙の普及が進み、スケッチ用の紙も容易に手に入るようになったからなのでしょう。
さらに屋外写生の必需品としてのスケッチブックの形態ができ、普及したのは、19世紀後半の欧州だとされます。
当時は見たままの情景(写生)を大事にする印象派が活躍した時代でもありますが、そういう意味では、印象派の画家たちが輩出した背景には、スケッチブックの普及があったということもできるのではないでしょうか。
美術史的にはあまり語られない説ですが、文化の発展の裏には、常にそれを後押しするテクノロジーの発展があるものです。
そのように考えると、印象派とスケッチブックとの関係は、なかなか興味深いものになってきますよね。
毎年9月22日は「日本救世軍設立記念日」なのだそうです。
年末の「社会鍋運動」などで知られる救世軍ですが、本部はイギリスで、キリスト教プロテスタント派の一組織として、1878(明治11)年にスタートしました。
組織の名称や、内部の階級が軍隊を模しているのは、社会救済のため実行部隊としての自らを任じているからなのかもしれません。
イギリス生まれの救世軍は、その後、世界中に支部を拡大していきます。そして日本には1895(明治28)年に伝わりますが、同年の9月22日に現在も本部が置かれている神田で「設立の宣誓式」が行われたからでした。
救世軍のイメージは、前述のように「社会鍋」を始めとする募金運動に偏りがちですが、社会的弱者のための結核療養所や病院を造るなど、その活動の幅には非常に広いものがあります。
現在も「救世軍清瀬病院」など、かつて結核治療や療養施設だった医療機関は、多様な形態の病院となって、今も地域医療を底辺から支えています。
現在50歳台以下の働き盛りに「ワープロ」を知っていますか?と聞いたら、恐らく10人中10人が、パソコンソフトの「ワープロ」と答えることでしょう。
しかし、現在60歳台半ば以上の世代の何割かは、1978年9月26日に東芝から販売開始され、パソコンが普及する90年代半ばぐらいまで盛んに活用されていた「日本語ワードプロセッサー」を想起することでしょう。
という訳で、毎年9月26日は「ワープロ記念日」となっているのです。