電気工事会社

組合協会だより

投稿日:2023年4月21日 更新日:

☆男女比率1:1を目指す京浜電設の夢

京浜電設は4月1日、「建設業界の男女比率1:1を目指す」「施工管理職として活躍する社員が単所ともにキャリアを積める職場の実現」に向けた環境づくりに邁進することを宣言しました。

これは企業のプレスリリースを発信するサイト「PR TIMES」が主宰する、「4月1日を夢を発信する日にしようとするエイプリル・ドリーム運動」に賛同した京浜電設による「近未来の夢」だ。

京浜電設はかねてより、「人材不足の建設業界と、そこで働きたいと感じている女性の懸け橋となるべく、女性雇用の拡大や女性が働きやすい環境づくり」を行ってきました。

そうした実績を基盤に、さらに会社内の男女比率の1:1を目指し、ゆくゆくは業界内の男女比率を1:1にすることを目標にしたいとの「実現すべき夢」が、同社の宣言には込められています。

実際、京浜電設が実践してきた女性雇用の拡大、女性が働きやすい環境づくりの事例には事欠きません。

例えば、女性の新卒社員にも積極的に現場代理人への道を用意したり、「女性人材の継続した雇用拡大に向けて、女性更衣室の改装工事、婦人科検診の導入、男女共用で着やすいユニフォームへのリニューアル」(同プレスリリースより)といった環境づくりなど、さまざまな試みを行ってきました。

その結果、今年4月現在、京浜電設の社員の男女比は、男性46名:女性22名。つまり、女性比率は全体の32%にまで高まりつつあります。これをいつの日にか、1:1の比率まで上げようと努力する京浜電設のトライ精神が、業界全体のスタンダードになっていく日を、弊社編集部も「実現すべき夢」として捉えていきたいと考えます。

 

☆次世代建築リーダー育成コンソーシアム

清水建設は、神奈川県立神奈川工業高等学校および、専門学校東京テクニカルカレッジとの連名で、今年の3月27日「次世代建築リーダー育成コンソーシアム」の設立を発信(プレスリリース)しました。

同リリースによると、清水建設をはじめとする3者は「建設業の基盤維持に寄与することを目的に、この日、産学連携の契約を締結し、『次世代リーダー育成コンソーシアム』を設立したのです。

同リリースでは、3者はこの4月から、建築リーダー(施工管理技術者)育成のための人財育成プログラムを学生に提供し、建築リーダーの育成に努めていくとしています。

また、当初は3者で取り組んでいくものの、ゆくゆくは全国各地の工業高校・専門学校・建設会社から参加者を募集し、産学連携の後押しによって、施工監理技術者育成の輪を広げていくとしています。

その背景には、工業高校や専門学校の建築学科に進学する学生には、「建築の職種=建築士」という固定観念(イメージ)があり、入学の時点で「施工管理技術者を目指す学生」はほぼゼロに近いという危機感があります。

半面、授業を通して施工管理技術者への理解が進むと、同職を希望する多くの学生が出てくるという現実もあります。であるならば、早いうちに施工管理技術者の何たるかを、学生たちに教えたい。そんな動機があるようです。今後の推移が期待されます。