☆電気学会が発信する「電気の最新知識」
電気設備工事業の日常的な仕事にはあまり関係がないかもしれませんが、電気に関わる仕事をしている限り、世界的なレベルにおける電気技術の発展が、現在どのような段階にあるかということには、多少の興味を持ち続けたいものですよね。そういう意味合いからご紹介するのは、一般社団法人「電気学会」が毎年開催している全国大会の情報です。
来年は3月12日(木曜)~14日(土曜)の3日間、東北学院大学(仙台市)五橋キャンパスにて開催されます。
学会の会員以外の人の参加は条件付きのようですが、講演の模様を記録したデータなどは、誰でも購入できます。
電気設備の現場に直接役立つ知識が得られるわけではないでしょうが、電気の専門研究者が今、何に興味を引かれ、研究を進めているのかというトレンドを知ることは、間接的に電気設備の現場にも役立つ「関連知識」が含まれるのではないかと考えます。
そして、それらの関連知識が具体的な研究成果として、やがて、現場で使う関連機器などにどのように生かされてくるのか。
そんないわゆる「後学のため」の知的興味を持つのも、粋なんじゃないでしょうか。
また、電気学会では近年、社会連携委員会を立ち上げるなど、社会との連携に力を入れており、「世界は電気でできている」というコンセプトのもと、一般向けの動画や小冊子などを積極的に発信し続けています。
例えば、新入社員教育の一環として、これらのコンテンツを活用するのも、いいのではないでしょうか。お勧めです!!
☆日本のデータセンター建設費はなぜ高い!?
電気関連の多彩かつ有益な情報を発信するウェブサイト「IT media」が12月24日付で掲載した《データセンター市場動向》欄には、イギリスの建設マネジメント会社「ターナー&タウンゼント」が発信した「世界のデータセンター建設コスト指数2025-2026」に関するニュースを掲載。
それによると、世界のデータセンター建設コストランキングにおいて、東京エリアと大阪エリアが「世界の上位10都市」にランキングされているとのこと。周知の通り、近年のクラウドサービスおよびAI技術の進化に付随して、データセンター市場は世界的に急拡大しています。データセンターは実質的に、スマホアプリをはじめ、ありとあらゆるデジタルサービスの基盤を支えるのに不可欠な「社会インフラ」となりつつあります。
データセンターにおける電力の消費量もうなぎ上りで、周知の通り、全国の自治体がその誘致に血道をあげているほどです。
データセンター市場はアメリカと中国がリーダーシップを握っており、日本は両国に比べるとやや出遅れの感が否めません。しかし、東京や大阪のデータセンター建設コストが世界のベスト10に入っているということは、物価が安い割に日本の建設費が高いということを意味しているものと思われます。
それは土地代が高いということより、内部に設置する関連機器の多くが外国産に依存しているところなどにあると、IT mediaの記事では分析されています。データセンター建設は、建設業界・電設業界にとっても重要な事業の一つ。いつかアメリカ・中国に追いつき追い越してもらいたいものですよね。
