☆より安全な現場を目指す北陸送配電情報
北陸電力送配電のニュースを2件、ご紹介します。
1件目は11月19日オンエアの「テレビ金沢NEWS」から得た情報です。
北陸電力送配電はこの日、金沢市内で「電線や電柱などの設備工事における安全意識の向上に向け、現場での事故を疑似体験する研修会」を実施しました。
リポートした女性記者によると「誤ってボルトなどか落下し、それがぶつかった際の衝撃を疑似体験。低い所からの落下でもかなりの衝撃」のあることが報告されました。
北陸電力送配電の統計では、「工事中の災害発生件数は今年上半期だけでも77件にのぼり、昨年同期よりも増加」しているとのこと。
そうした現状を踏まえての注意喚起の徹底を、現場作業員に体感してもらうための研修会になったようです。
次のニュースは、11月27日付「電氣新聞」の「北陸送配電、安全技能大会で復旧作業/基本ルール定着へ結束」と題する記事から得た情報です。
同記事によると、北陸電力送配電は「第40回配電工事安全技能大会」を、北電テクノサービスとの合同で、11月27日に富山市・北陸電力研修センターにて開催。
同大会には富山・石川・福井の3支社から選抜チームが参加し、台風による配電線被害の発生を想定した復旧作業に各チーム7名の人員で臨んだところ、福井支社が最優秀賞に輝いたとのことです。
☆地域振興に不可欠なデータセンター事業
少し前の情報になれますが、JR九州電気システム株式会社は10月29日付でニュースリリースを発信。データセンター事業参入に向けて、2025年10月から福岡県久留米市においてモジュール型データセンターの建設を開始する旨、発表しました。
このプロジェクトの完成は2027年3月を目指しており、コロケーション形態(データセンターに設置したサーバーなどのインフラを共同利用)でサービスを提供するとのこと。
併せて、同社の「新幹線光ファイバとの接続による高品質な通信サービス」も実施するとのことです。
ニュースリリースによると、同事業は同社にとって「初のデータセンター事業であり、クラウド・AIの成長を支える重要なインフラとなること」を目指すとのこと。
さらに「東京・大阪等の都市部に集中するデータセンターの分散化に貢献」するとともに「地域社会を支えるデジタル・インフラの整備推進に貢献」していきたいとの意気込みも語られています。
人口減少や地域経済の地盤沈下が進みつつある地方都市において、データセンターの建設は地域経済振興に不可欠な、まさに、実施することがそのまま地域貢献につながること必定といえます。
同事業の今後の推移に注目です!!
☆埼玉県電工組が組合保険エキスパート会議
埼玉県電気工事工業組合公式サイトは11月7日付でインスタグラムに最新情報を投稿。同日に「組合保険エキスパート会議を開催」した旨、発信しました。より安定した労働環境で働くために不可欠な福利厚生制度の実現に向けた活動の一環です。
